ありがとう、バイバイ
2009年 02月 03日
私は三大とお留守番で、たまには出かけたらと娘を送り出した。ナギとママ、そして下の娘夫婦の4人は、元気に出かけた。
その日の雨は本降りで、三大が家の中ばかりだと、飽きてしまうのではないかと、三大を負んぶし、傘を差しスーパーへ歩いた。
きっと三大は傘の中に入ったのは初めてだろう。黒い布の大きな傘を、三大が濡れないように差した。スーパーでナギが帰ったら食べられるように、国産の牛肉を買った。
肉大好きなムコドノの分と、皆で食べられるものをあれこれ買うと、結構重かった。傘を差し、赤ちゃんを負んぶし、買い物袋を持ったら、手が痺れた。
三大のマンションは見えるのに、一本道って結構近いと思っても、なかなかたどり着かない。三大もうすぐだからね。眠そうな三大を励まし、自分を励まし歩いた。
夕方5時になった。これから帰ると連絡があったが、私は一人で三大をお風呂に入れることにした。先に自分が裸になり、三大の服を脱がせ一緒に入った。
出るときは、三大をバンボに座らせ急いで自分の下着をつけた。下着姿のまま三大に服を着せ、湯上りの飲み物を飲ませた。
湯から上がると三大は眠くなった。またもや負んぶで三大を寝かせ、そのまま娘たちの帰りを待った。タダイマ~ ナギの元気な声が玄関に響いた。
サンタおみやげ、ナギは新幹線の布で出来たおもちゃを、三大の手に握らせた。早速ナメナメありがとう。
楽しかった?と訊くと、スッゴク楽しかった、と返事が返ってきた。電車も二つ運転したと嬉しそうに話す。
博物館の機関車や電車にも、ありがとう、バイバイと言うナギが好きだ。この子は子育てにしたら楽な子ではない。何でもはっきりいやだと言う。
自分の思うとおりにならなければ、座り込んだり泣きわめいたりもする。気に入らない服も着ない、靴も好きなのだけしか履かない。難しい子なのである。
けれど楽しかった機関車に、ありがとうと言える。とっても素直な良い子の時もある。いつも良い子でいられるはずもない。
どこか憎めない可愛いナギ、ベルリンへ帰ったナギ、今日はパパの誕生日だね。ママの誕生日に、大きな声で歌った、ハッピーバースデイーの歌を、パパにも歌ってあげて。
by inakagurashi2003
| 2009-02-03 20:16
| 孫日記