オリビアママのTokyo

 
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オリビアが日本に滞在中、トーマスランドへの旅行を除いて、ほとんど毎日東京の街あちこちに出かけていた。お台場、浅草、六本木、用賀。

 用賀は観光ではなく、オリビアママの尊敬する英語の教師に会うためだった。男性のアメリカ人だ。オリビアのママも英語を教えていて、教え方の教材をアメリカ人が日本で作っているのだとか。

 一度も会ったことのない人に会いに行く、それも知らない東京で...勇気のある女性だと思った。もちろん娘は行き方を調べたり、一緒に同行し案内しなければならない。

 事務所で教え方のCDを買ったり、いろいろ教え方を伝授してもらったようで、そのアメリカ人も良い人だったそうで安心した。

 帰りは三軒茶屋辺りで買い物して帰ってきた。その日は娘のリクエストで、夕食はおでんにした。オリビアママは、日本に来てから、コンビミなどで湯気の立っているおでんに興味を示していたそうで、娘が作ってやってと電話してきた。

 渋谷辺りの美味しい店で、食事でもしてきたほうがす~と楽しいだろうに...家でおでんとは。これには訳がある。来日している6歳のオリビアは、食事らしいのをあまり食べない。

 白いご飯にお醤油をちょこっと付け食べてしまう。ポテトフライぐらいしか食べない。来日最初の夕食は、日本の秋の代表の秋刀魚を1匹と、少しのご飯を食べた。

 どうやら魚は好きらしい。ポルトガルは魚があるそうだし、鯵や鯛などをよく焼いてあげた。ドイツにいる時も食事はあまり食べないのだとか。道理でスマートだこと。

 そんなわけで毎日のように都心へショッピングに出かけても、レストラン等で食事をすることが出来ないでいた。

六本木では、ベルリンに語学留学していた時の友だちに会うことが出来た。まだ二十代の若者だ。この若者はドイツでの就職を希望していたのだが、就労ビザが下りなくて、やむなく日本で就職した。

ドイツでは自国民の就労を守るため、その仕事がどうしてもドイツ人ができないのでなければ、ビザはださないのだそうだ。若者の仕事はドイツ人にもできると判断されたのだろう。

 ナギもオリビアも若者に遊んでもらい、とても気に入ったのだそうだ。また会おうね。オリビアなんか大好きと言っていたそうだ。ナギは日本に来るとよく会っていて、本やおもちゃなどを貰っていた。

 私もドイツでサッカー観戦した時一度会っているが、とても好感のもてる若者だった。娘たちとは10歳ほども差があるが、留学中の日本人同士は仲がいい。それぞれの道に別れてはいるが、これからも良いお付き合いができるといいと思う。

お台場に観光に行ったとき、オリビアママは地下足袋を買ってきた。自分のとオリビア、それにブレーメンで待っているハズバンドに。

 地下足袋といっても昔職人さんが履いていたようなものではない。カラフルだしデザインも多用だ。しかし地下足袋の底は昔のようにゴム。

 オリビアままは地下足袋をとても気に入り、浅草でも買った。夫のは29センチ、大きいのを見せてくれた。オリビアママはその日買っててきたものを、テーブルに並べて毎日見せてくれた。

 日本の気に入った商品を、あれもこれもと買い込んでいた。地下足袋を写真に撮らなかったのが残念だ。初めてやってきた日本が珍しいのだろう。

 狭く古びた我が家にいてくれたことを感謝したい。オリビアも毎日ナギと日本の風呂桶に入って遊んだ。髪も一人で上手に洗っていた。

 細い細い亜麻色の髪の毛をママにブラッシングしてもらう時、アワ~アワ~と言って嫌がっていた。髪が絡んで痛いのだ。アワ~はドイツ語で痛いという意味。

 オリビアを真似て、三大が時々アワ~と言っていた。子供は直ぐに言葉を覚える。三大はまだ日本語の痛いを言えないのに...

 

 
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by inakagurashi2003 | 2010-11-11 09:51 | 孫日記

初孫誕生で喜びのオーマ(ドイツ語でおばあちゃん)です。


by inakagurashi2003